EDITING 03

録った動画を、必要な長さで使う ― 動画編集のご案内

長時間の記録のなかで、実際にお使いになるのは一部分であることがほとんどです.
まず編集が必要かどうかをご確認いただき、必要な場合はご都合に合う方法をお選びください.

picmoR に動画の編集機能を搭載していない理由

picmoR には、意図的に動画を編集する機能を設けておりません. 診療の記録としてお使いいただくことを前提としているためです.

撮影したソフトウェア自体に編集機能が備わっている場合、その映像が撮影したままのものであることを示しにくくなります. 万一の際に記録としての信頼性が問われる場面を想定し、picmoR では撮影したデータをそのまま保持することを優先しております.

一方で、ご説明や発表のために長さを調整したい場面もございます. その場合は、元のデータを残したまま、書き出した複製を別のソフトウェアで編集する手順をご案内しております. 以下がその方法です.

STEP 1 編集せずに対応できる場合があります

多くの場合、編集ソフトを使用せずに picmoR の機能のみで対応いただけます. まずは次の2点をお試しください.

動画から静止画を切り出す 動画の再生中に、必要な1コマを静止画として保存いただけます(動画チャプター・切り出し撮影). ご説明用の画像は、多くの場合これで対応いただけます.
見たい場面から再生する/並べて比較する その場でお見せになる場合、編集は不要です. 動画は2点まで、静止画は4点まで並べて比較いただけます.

ご用途別・推奨する方法

やりたいこと推奨する方法編集
その場で患者さんにお見せしたいpicmoR で再生/ご覧になりたい場面から再生します不要
説明用に1枚の画像がほしい静止画の切り出し/動画から必要な1コマを保存します不要
30秒程度の短い動画にしたい動画の前後を切ります(下記 STEP 2 へ)必要
見せたい場面だけを抜き出したい動画の途中を切り出します(下記 STEP 2 へ)必要
学会発表やスライド資料に使いたい必要な部分のみ切り出し、USBメモリ等で持ち出します(下記 STEP 2 へ)必要

STEP 2 編集する場合の2つの方法

長さを調整する(前後を切る・不要な部分を削除する)程度であれば、picmoRの専用PCのみで対応いただけます. 使い慣れたソフトウェアで本格的に編集される場合は、ご自身のPCへ取り出してご利用ください.

はじめての方へ

方法A picmoRの専用PCで編集する

  • Windows 11 に標準搭載されている「Clipchamp(クリップチャンプ)」を使用します
  • ソフトウェアのご購入やインストールは必要ありません
  • 長さの調整のみであれば、この方法で対応いただけます
  • 書き出したデータは、そのまま持ち出すことも、picmoR に戻して一元管理することも可能です

方法Aの手順を確認する →

使い慣れた環境がある方

方法B ご自身のPCで編集する

  • Windows・Mac のいずれでも作業いただけます
  • 字幕やBGMの追加など、本格的な編集に適しています
  • 撮影に使用する専用PCを占有しません
  • 動画の取り出し(持ち出し)が必要となります

方法Bの手順を確認する →

いずれの方法でも、元の動画には手を加えません

編集の対象は、必ず書き出した(複製した)ファイルです. picmoR 内の元データはそのまま保持されますので、編集に失敗した場合でもやり直しが可能です.

【方法A】picmoRの専用PCで編集する(Clipchamp)

専用PCが起動している状態から、動画の長さを調整し、ご利用いただける形にするまでの手順です.

ご確認ください(2026年9月時点の情報です)

Clipchamp は更新により、画面の構成やボタンの名称が変更される場合がございます. 本ページの説明と異なる画面が表示された場合は、操作を進めずに公式LINEへご連絡ください. あわせて、最新の操作方法は Clipchamp 公式サイト もご参照ください.

  1. 編集用のフォルダを作る

    デスクトップの何もない箇所を右クリックし、「新規作成」→「フォルダー」を選択して、「編集用」など分かりやすい名称を付けてください.

    編集する動画を保存しておく場所です. 毎回作成する必要はございません(2回目以降は同じフォルダをご利用ください).

  2. picmoR から動画を書き出す(エクスポート)

    picmoR で対象の動画を開き、取り出し(エクスポート)を選択します. 保存先に、手順1で作成した「編集用」フォルダを指定して書き出してください.

    • ※これにより「編集用」フォルダに動画の複製が作成されます. picmoR 内の元データはそのまま保持されます.
    • ※書き出したファイルの名前は「種別_カルテ番号_撮影日時」の形です. 動画は M_ で始まる .mp4 です.
  3. Clipchamp を起動する

    画面左下のスタートボタン(田のマーク)を押し、アプリの一覧から 「Clipchamp」 を選択します.

    見当たらない場合は、スタートボタンを押したあと、キーボードで clip と入力しますと候補に表示されます.

    • ※初回起動時にサインインを求められる場合がございます. 院内の運用に関わりますので、その際は操作を進めずに弊社へご連絡ください.
  4. 動画を読み込む

    「新しいビデオを作成」を押します. 次に画面左上の「メディアのインポート」を押し、手順1の「編集用」フォルダから動画を選択して「開く」を押してください.

    読み込まれた動画が画面左側に表示されます. こちらを画面下側の細長い帯(タイムライン)へドラッグ&ドロップしてください.

  5. 長さを調整する

    前後を切る場合
    タイムラインに置いた動画の左端をつかんで右へドラッグすると、始まりが削れます. 右端をつかんで左へドラッグすると、終わりが削れます.

    途中だけを残したい場合
    残したい場面の先頭に再生位置(縦線)を合わせて分割(はさみのマーク)を押します. 同じように終わりでも分割し、いらない部分をクリックして選んでから、キーボードの Delete キーで消します.

    画面中央のプレビューで再生し、意図どおりになっているかご確認ください.

  6. 書き出す

    画面右上の「エクスポート」を押し、画質は 1080p を選択します. 保存先を確認されましたら、手順1の「編集用」フォルダを指定してください.

    動画の長さによっては数分を要します. 完了するまで画面を閉じないでください.

  7. 書き出したあとの扱いを決める(用途によって2通り)

    学会発表・スライド資料・症例報告などに使う場合(こちらが多数です)
    「編集用」フォルダの動画を、USBメモリ等に複製して持ち出してください. スライドに貼り付けられる場合も、このファイルをご利用ください. 持ち出される前に、このページ下部の「院外に出す前のチェックリスト」を必ずご確認ください.

    編集した動画も picmoR で一緒に管理したい場合
    picmoR を開き、取り込み(インポート)から書き出した動画を選択してください. 同じカルテ番号のもとで、元の動画と並べて管理いただけます.

    • ※いずれの場合も、picmoR 内の元の動画はそのまま保持されます. 編集後のファイルが不要になりましたら、そちらのみを削除してください.
    • ※編集後のファイルを専用PCに保存したままにされますと、その分の容量を使用します. ご利用後は整理をお願いいたします.

【方法B】ご自身のPCと好きなソフトで編集する

1)動画を取り出す

取り出しの方法は2通りございます. いずれの方法でも差し支えありません.

方法やり方
picmoR の機能で書き出す
(おすすめ)
USBメモリ等を専用PCに接続し、picmoR の取り出し(エクスポート)で、保存先にUSBメモリを指定してください.
保存フォルダから直接コピーする エクスプローラー(フォルダ)を開き、下記の場所にある「picmoR」フォルダから、対象のファイルを複製してください.
スタンドアローンでご利用の場合 Dドライブの中の「picmoR」フォルダ
クラウドをご契約の場合 Zドライブ(prcc-〇〇)の中の「picmoR」フォルダ
※「prcc-」に続く〇〇の部分は、院内NASのユーザーごとに異なります. お使いの環境で実際に表示されている名前をご確認ください.
  • ※ファイル名は「種別_カルテ番号_撮影日時.拡張子」です. 動画は M_ で始まる .mp4、静止画は P_ で始まる .jpg(S_ は動画のサムネイル画像). カルテ番号で検索すると簡単に絞り込めます.
  • 元のファイルは必ず残してください. 編集は取り出した複製に対して行います.
  • ※picmoR の動画は H.264 形式の MP4(フルHD 1920×1080・30fps)です. 一般的な編集ソフトでそのまま読み込めます.

2)推奨する編集ソフトウェア(前後の調整・結合程度であれば無料のもので対応いただけます)

ソフト環境向いている用途
Clipchamp(クリップチャンプ)Windows 11 に標準搭載前後の調整・結合・文字入れ. 特にご希望がなければこちらを推奨します
フォト(ビデオエディター)Windows 10 に標準搭載トリミング(前後の調整)のみであれば最も簡便です
QuickTime PlayerMac に標準搭載前後の調整のみであれば数クリックで完了します
iMovieMac・iPad(無料)結合・文字入れ・BGMの追加まで対応できます
DaVinci Resolve(無料版)Windows/Mac学会発表など、本格的に編集される場合
  • ※操作方法は各ソフトウェアのヘルプをご参照ください. 「どのソフトウェアが適しているか」「このような見せ方をしたい」といったご相談も公式LINEにて承っております.

3)書き出しの設定(特にご希望がない場合の推奨値)

用途形式解像度/フレームレートビットレート(目安)
患者説明・院内共有MP4(H.264)1920×1080/30fps10〜15 Mbps
学会・症例発表(スライドに埋め込む)MP4(H.264)1920×1080/30fps15 Mbps 前後. 会場PCでの再生を事前にご確認ください
LINE・メールで送るMP4(H.264)1280×720/30fps5 Mbps 前後(容量を優先)
  • ※音声は AAC(そのまま/不要なら削除). picmoR の元動画と同じ「MP4・H.264」で書き出せば、ほとんどの環境で再生できます.

編集する前に、ここだけ確認

元データは必ず残す

編集は必ず、書き出した(複製した)ファイルに対して行ってください. picmoR に保存されている元の動画は削除しないようお願いいたします. 一度削除したデータは復元できません. 編集に失敗した場合でも、元データが残っていればやり直しが可能です.

  1. 患者さんが特定できる情報を確認する

    氏名・カルテ番号の写り込み、およびファイル名に含まれる情報をご確認ください. 院外に持ち出される場合は、必ず匿名化をお願いいたします.

  2. 院外に持ち出すときは同意を得る

    患者さんの同意を取得してください. USB 等での持ち出しにつきましては、院内の規定に従ってお願いいたします.

  3. 学会・症例発表で使うとき

    同意の取得と匿名化が前提となります. ご判断に迷われる場合は、弊社でもご相談を承ります.

  4. 保存容量への影響

    編集したファイルを院内に保存されますと、その分の容量を使用します. 長期保管につきましては 院内NASクラウド の活用をご検討ください.

  5. 作業するPCについて

    長さの調整程度であれば専用PCのみで対応いただけます(方法A). お時間を要する本格的な編集を行われる場合は、撮影に使用する専用PCを占有しないよう、別のPCでの作業を推奨いたします(方法B).

院外に出す前のチェックリスト

  • 元のデータが picmoR 内に残っている
  • 患者さんの同意を得た(用途と範囲を説明した)
  • 画面に氏名・カルテ番号・生年月日が写っていない
  • ファイル名に患者情報が含まれていない
  • 持ち出す媒体(USB 等)が院内ルールに沿っている
  • 使い終わったあとの取り扱い(削除・返却)を決めた
  • ※このチェックリストは、複製のうえ院内で共有していただいて差し支えありません.

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